現代人の腸の悩みというと「便秘」と「下痢」ではないでしょうか。
僕も下痢に悩まされている時期がありました。お腹がゴロゴロ鳴り、急にお腹が痛くなりトイレに駆け込む。何度もトイレに行く必要があるので外出するのも嫌になってしまいます。お尻へのダメージも無視できませんし。
特に男性の方が下痢の悩みが多いように感じます。Twitterなんかを眺めていても「おなかいたい」ってキーワードをよく目にします(笑)
そんな困った下痢の原因と対策を知り快適な生活を送りましょう。
下痢の原因
下痢の原因はさまざまですが、どれも腸がうまく機能していないことによって引き起こされるものです。
食中毒による下痢
生の食品、加熱が不十分な食品を食べた時におう吐や下痢の症状があらわれることがあります。これは食品で細菌が繁殖しており、体が体外に排泄しようとする働きのためです。下痢の症状は、体内から一刻も早く有害な物質を排泄しようとした結果です。
夏は細菌が繁殖しやすいため特に注意が必要です。よく酸っぱい匂いがしたら危険という話を聞きますが、食中毒を引き起こす細菌が増殖していても匂いに変化はないそうです。
僕は一人暮らしの時に何度か食中毒っぽい症状になりました。腹痛と下痢と発熱の症状だったのですが、それが食中毒だったのかはわからないままです。同じものを食べる人がいれば食中毒かの判断は可能ですが、一人暮らしでは難しいものです。とにかく新鮮な食品を食べるよう心掛けましょう。
消化不良による下痢
食べたものがうまく消化されないと水分や栄養が吸収されず下痢になります。うまく消化ができない原因としては以下のようなものがあります。
消化しづらい食べ物
人工甘味料など消化しづらい食べ物があります。
のど飴やガムなどのパッケージに「一度の大量に食べるとお腹がゆるくなることがあります」という表記がありますが、これは消化しづらくお腹を壊す可能性があるという意味です。
自慢じゃないですが、僕はこの表記がある飴やガムを2~3個食べるとお腹が壊れてしまいます。小さい頃にキスミントというガムが好きだったんですが決まって下痢になっていたのは思い出です(笑)
また、乳製品に含まれる乳糖という成分も、人によってはうまく消化できずに下痢の原因になってしまいます。
早食い、大食い
一度にたくさんの食べ物を消化する必要があるので、消化が追い付かず下痢の原因になってしまう場合があります。男性で下痢に悩む人が多い理由のひとつがこれだと思います。食事の量を減らしたり、ゆっくり慌てずに食べるのを習慣にするのは難しいことですが、健康のためにも見直すべきポイントだと思います。
冷たい食べ物
冷たい食べ物を食べるとお腹が壊れるというのはよく知られています。これは腸の温度が下がることにより働きが悪くなるからです。消化能力が低下し消化不良を引き起こしてしまいます。アイスクリームと牛乳の組み合わせは最強だと思います(笑)
アルコールの飲みすぎ
程度な量のアルコールは腸に刺激を与え、ぜん動運動(ウンチを送り出す動き)を活性化してくれます。ただ多すぎるアルコールは腸の炎症を引き起こし消化能力を低下させてしまいます。また結果的に水分も多く摂取することになるので、その水分が吸収しきれず下痢に繋がってしまいます。
ストレス、緊張による下痢
食べ物に関係なくストレスや緊張などの精神状態によって下痢になってしまう場合があります。これはストレスや緊張によって、腸をコントロールしている自律神経が影響を受けてしまうためです。ぜん動運動が過剰になりすぎてしまい水分を吸収しきれないまま下痢となって排泄されてしまいます。
これが男性で下痢の悩みの一番の要因になっていると思います。仕事でのプレッシャーやストレスが引き金となって下痢になる。下痢止めの薬のCMなんかもサラリーマンのイメージがありますが、まさにサラリーマンの天敵ストレスです。
ストレスは下痢など腸だけでなく健康に深く関連しつつも、数値化することができないので意識することが難しいです。現代人には難しいかもしれませんが、リラックスしゆったりと過ごしたいものです。
腸内環境を改善することが下痢の予防につながる
一時的な下痢であれば上記のような原因が考えられますが、長期間続くようであれば病気の可能性もあるので病院に行きましょう。一時的な下痢の人は腸内環境を改善しましょう。腸内環境が良くなると多少の細菌や食べ過ぎ、飲みすぎでは下痢にならなくなります。
また腸内環境が整うことで健康にとってもプラスなことがたくさんあります。目先の下痢の症状だけでなく健康で長生きするためにも腸を見直してみてください。