我が家ではセブンスジェネレーションの紙おむつを愛用しています。セブンスジェネレーションの商品を扱っているお店が日本ではほとんどなく、僕の知る限りではcuna selectというショッピングサイトだけです。そのcuna selectで扱っているセブンスジェネレーションの商品が紙おむつ・洗濯洗剤・食器用洗剤です。
アメリカの自然派ブランド「seventh generation(セブンスジェネレーション)」。7世代先のことを考えるって意味のブランド名。そんな環境のことを考えるブランドの洗濯洗剤を使ってみました。
環境に考慮したリサイクルパッケージ
このセブンスジェネレーションの洗濯洗剤、プラスティックボトルとリサイクルパッケージの2種類があるんですが、プラスティックボトルの方が売り切れていたのでリサイクルパッケージの方を購入しました。プラスティックボトルは子供向けのパッケージで可愛いんですけど、リサイクルパッケージは見た目も機能も面白いんです。まず紙のパッケージに驚きます。洗剤漏れないの? って疑問が出てきますが、中にプラスティックの袋が入っていて、それが紙で包まれている構造になっているので大丈夫です。使い終わったら紙のパッケージを半分に割って中のプラスティックの袋を取り出すことができます。紙は紙としてリサイクル、プラスティックはプラスティックとしてリサイクル。プラスティックの使用量を減らすのが目的のパッケージです。さすがですね。
内容成分、使用方法などはすべて英語で書かれています。洗濯洗剤なんで、洗濯機に適量を放り込めばいいだけなんで説明は不要かもしれませんが、内容成分など詳しく説明していきますね。
内容成分をチェック
- Water (水)
- laureth-6 (ラウレス-6:洗浄剤)
- sodium lauryl sulfate (ラウリル硫酸ナトリウム:洗浄剤)
- sodium citrate (クエン酸ナトリウム:硬水軟化剤)
- glycerin (グリセリン:酵素安定剤)
- oleic acid (オレイン酸:酵素安定剤)
- boric acid (ホウ酸:消泡剤)
- sodium hydroxide (水酸化ナトリウム:pH調整剤)
- calcium chloride (塩化カルシウム:酵素安定剤)
- protease (プロテアーゼ:酵素)
- amylase (アミラーゼ:酵素)
- mannanase (マンナナーゼ:酵素)
- methylisothiazolinone and benzisothiazolinone (メチルイソチアゾリノン、ベンゾイソチアゾリノン:保存料)
- No phosphates (リン酸塩は含まない)
一般的な洗濯洗剤に含まれている合成染料、合成香料、蛍光増白剤などの成分は一切含まれていません。
またパッケージにはありませんが、セブンスジェネレーションのサイトでほとんどの成分が植物由来であると書いてあります。
⇒Natural Laundry Detergent | Seventh Generation
実はこの洗濯洗剤の購入を一度見送っています。その理由が内容成分のラウリル硫酸ナトリウムです。ラウリル硫酸ナトリウムといえば旧表示指定成分の代表的なもので、少し知識がある人であれば入っている商品を避けると思います。ラウリル硫酸ナトリウムは発泡と洗浄の効果が高い成分で、洗剤やシャンプーなど幅広く使われています。旧表示指定成分に入っていたのは皮膚に刺激をあたえ炎症を引き起こす可能性があるからです。ちょっと過激な資料では目の損傷や発がん性の危険があると書かれていたりしますが、高濃度のラウリル硫酸ナトリウムが目や皮膚に残り続けていると危険であって、低濃度かつ洗い流す使用であれば問題ないのが現在の見解です。過敏な人であればシャンプーなど直接肌に触れる場合に問題があるかもしれませんが、今回の洗濯洗剤に関しては洗い流されるので大丈夫という判断で購入しました。
この洗濯洗剤で使用されているラウリル硫酸ナトリウムは植物由来の成分です。たまに「植物由来のラウリル硫酸ナトリウムだから安全」という話を聞きますが、これは間違いです。石油由来のラウリル硫酸ナトリウムも、植物由来のラウリル硫酸ナトリウムも同じ成分です。セブンスジェネレーションが植物由来の成分を使用しているのは環境のためです。石油はいつか枯渇してしまいますが、植物であればずっと持続していくことが可能です。
うちの子供は肌が弱い方ですが、この洗濯洗剤で洗った服を着ていますが肌のトラブルは起きていません。
気になる汚れの落ち具合ですが、食べ物の汚れがよく落ちるようになった気がします。植物由来の酵素が効いているのでしょう。僕が今まで使っていたミヨシの無添加衣類のせっけんは内容成分が石けんだけなので、安全ではあるのですが洗浄力がいまひとつです。その点、セブンスジェネレーションの洗濯洗剤は汚れを落とす成分がしっかり入っているので心強いです。
濃縮タイプで経済的
この洗剤は4倍濃縮タイプなので、少量で汚れを落とすことが可能です。cuna selectのサイトで書かれていることですが、日本でメジャーな赤ちゃん用の洗濯洗剤であるサラヤのarau(アラウ)の場合、少ない量の洗濯の場合に1回33.3円なのに対して、セブンスジェネレーションの洗濯洗剤は31.8円と経済的とあります。(cuna selectでは商品名を伏せてますが) 量販店なんかで購入すればarau(アラウ)の方が安くなりそうですけど、セブンスジェネレーションの洗濯洗剤はそんなに高くないというのがわかりますね。
少ない量の洗濯には22.5ml、多い量の洗濯には30mlです。キャップに何mlという表記はありませんが、の2のラインが少量、3のラインが大量の場合と思えばOKです。
僕が購入したのはフリー&クリアってタイプで香りはほとんどありません。ゼラニウム&バニラの方は甘い香りがするんでしょうね。
動物実験、動物を原料としませんマーク。企業が動物実験をしているかどうはわかりません。こうやってしていませんと宣言している会社があるのであれば、その会社の製品を選びたいですね。
再生可能な生物由来原料の製品に表記されるUSDA認定のマーク。USDAは米国農務省。
子供の健康のためはもちろん、地球のことを考えてセブンスジェネレーションの洗濯洗剤を選んでみてはいかがでしょうか。