プヨプヨしたお腹、お尻、二の腕、太もも…なかなか落ちない脂肪に困っていませんか? 脂肪が落ちにくいのは脂肪が燃焼されにくい体質が原因です。食生活を見直し脂肪燃焼体質を手に入れましょう。
体が冷えると脂肪が貯まりやすくなる
脂肪が貯まりやすい人は、ずばり体の冷えが問題です。
体温は生命の維持に直結しています。体温が下がると内臓などの働きが低下してしまうからです。脂肪はその冷えを防ぐために、つまり体を守るために貯まるのです。特に腸などを守るために下腹部に脂肪がたまりやすいといわれています。
寒い冬はもちろんですが、夏でも肌の露出が多い格好をしていては体が冷えてしまいます。特に女性は男性に比べ肌の露出が多くなるので注意が必要です。
また、体の筋肉量も体温に関係します。体の中で熱は肝臓や胃、筋肉から発生します。筋肉量が少ないと効率よく熱を発生することができず冷えやすい体になってしまいます。これも男性より女性の方が筋肉量が少ないので注意が必要です。
運動量が少ない人、女性の人はどうしても脂肪が貯まりやすい体になってしまいます。
筋肉のもとになる良質なたんぱく質を摂取する
筋肉はたんぱく質によって作られています。肉・魚・卵・大豆などのたんぱく質を積極的に摂取しましょう。ダイエットをしていると肉料理を避けがちですが、筋肉が減ってしまうと先の冷えの原因になったり、代謝が落ちて痩せにくい体になってしまいます。カロリーが気になるようであれば脂身が少ない部位を選びましょう。
ダイエットの糖質制限に注意する
ダイエットのために糖質を制限している人も多いかと思います。しかし、糖質は熱を作るために必要な成分です。また、体内で糖が不足すると筋肉を分解してブドウ糖に変換する反応が起こり、筋肉が細くなり冷えやすい体になってしまいます。無理な制限は行わず、糖質もしっかり摂取するようにしてください。
脂肪燃焼のための運動習慣
効率よく脂肪を燃焼させるために運動は欠かせません。半身浴や重ね着など外から体を温める方法よりも、やはり筋肉を使用して体を温める方が効果的です。
運動の中でも筋肉量が多い下半身を使ったものが効果的です。是非、足を動かす運動に取り組みましょう。決して激しい運動である必要はなく、ウォーキングで十分です。ストレス解消にもつながりますのでリラックスして行ってみてください。
脂肪の燃焼をサポートするサプリメント
サプリメントで体の内側から燃焼を促すことでさらに脂肪を燃焼させやすい体質を作ることができます。運動の前後に摂取することで効率的に脂肪を燃焼させることができます。
L-カルニチン
体内で脂肪が燃焼されてエネルギーに変わりますが、その脂肪を運んで燃焼させるように働きかけるのがL-カルニチンです。L-カルニチンが不足するとエネルギーが作られにくくダルさを感じるようになったり、脂肪が貯まったりしてしまいます。
L-カルニチンは体内で合成されるアミノ酸の一種ですが、20歳ごろからその量は減少していきます。歳をとるごとに脂肪が燃焼されにくい体になっていきます。
運動の1時間前に摂取すると効果的です。
ジンゲロール
ショウガの辛み成分であるジンゲロール。血液の巡りを良くしたり、発汗を促したり、免疫細胞を増やす働きなどがあります。血液の流れが良くなると体が温まり、脂肪が燃焼されやすくなります。
また、アディポネクチンというホルモンの分泌が促進されます。アディポネクチンは長寿ホルモンと呼ばれ、血管の修復、糖利用の促進、脂肪の燃焼、血管の拡張、がん細胞の抑制など生活習慣病の予防に深く関係しています。
カプサイシン
唐辛子の辛み成分であるカプサイシン。運動時に脂肪が燃焼されるのを早める効果があります。有酸素運動で脂肪が燃焼されるのが20分後という話がありますが、この時間を早めてくれます。
また、代謝の活性化や血液の巡りを良くする作用もあり冷えの改善も期待できます。
ヨウ素
ヨウ素を摂取することで、タンパク質・脂質・糖質の代謝が促進されます。
昆布、わかめなどの海藻に多く含まれています。海藻にはミネラルや食物繊維が豊富に含まれており、健康のために非常に有用な食品です。
ビタミンB群
タンパク質・脂質・糖質を代謝してエネルギーに変えるのにビタミンB群が必要です。ビタミンB群が足りていないと、うまくエネルギーが作られず疲れやすい体になったり、脂肪が貯まりやすくなります。
ビタミンB群は体に蓄積しておくことができないので、食事のたびに摂取するように心がけましょう。
カフェイン
カフェインは脂肪の分解を促進するリパーゼと呼ばれる酵素を活性化します。血液の巡りを良くする効果もあり体温の上昇も期待できます。
運動の30分前に摂取すると効果的です。
アミノ酸
人間にとって必要なアミノ酸は20種類あり、そのなかで体内で合成できないものを必須アミノ酸と呼びます。
必須アミノ酸は脂肪の分解を促進する酵素リパーゼを活性化します。その他にもコレステロールや中性脂肪を抑える働きもあります。
運動する前に摂取すると効果的です。
コエンザイムQ10
細胞中のミトコンドリアで脂肪は燃焼されエネルギーになります。このミトコンドリアの中で脂肪を燃焼させるのがコエンザイムQ10の働きです。コエンザイムQ10が不足するとエネルギーが作られにくくなり疲れやすくなります。
抗酸化作用もありアンチエイジングの成分としても有名です。
もともと、心臓の薬として使用されていた成分でもあり、心臓の機能を高める働きもあります。
※安全性が確認され、薬から食品という扱いになりました。
コエンザイムQ10も20歳をピークに歳をとるごとに減少していくため、食品から補う必要があります。
α-リポ酸
α-リポ酸は糖質の代謝を促進する作用があります。代謝しきれなかった糖質は脂肪となって貯まっていくので、糖質を代謝する働きも重要です。
また、α-リポ酸は他の成分の効果をアップさせる働きがあります。L-カルニチン、コエンザイムQ10と一緒に摂ることで効率的に脂肪を燃焼させたり、抗酸化ビタミン(ビタミンC、ビタミンE)と一緒に摂取することで抗酸化作用を向上させることができます。
必ず運動とサプリメントの組み合わせで
読んでいるだけで脂肪が燃焼されそうですね!これらの成分が配合されたサプリメントを選んで脂肪燃焼体質を手に入れてくださいね。もちろん、サプリメントを摂取するだけでなく運動を忘れずに。