男性より女性の方が健康や美容の意識が高くサプリメントを飲んでいる割合が多いかと思います。サプリメントを飲んでいて妊娠した、もしくは妊娠をキッカケにサプリメントを飲むようになった人に知っておいて欲しい注意点があります。お腹の中の赤ちゃんのため飲んでいるサプリメントが逆効果になることもあるので知っておいてください。
お母さんが食べたもので赤ちゃんは育つ
当たり前のことですが、お腹の中で赤ちゃんはお母さんからへその緒を通じて栄養をもらっています。
食べたものが赤ちゃんに行くので、食事に気をつけようって思う方が多いと思います。(つわりで思うように食べれないことが多いですが。。。)
偏った食事や間違ったサプリメントの飲み方をすると特定の成分が摂りすぎになってしまい、子供に影響を与えてしまう可能性があるので注意が必要です。
ビタミンAの摂りすぎに注意
ビタミンには水溶性のものと脂溶性がものがあります。このうち脂溶性のものは摂りすぎると体内に蓄積されてしまい支障がでます。
この脂溶性のもののうちビタミンAに注意する必要があります。ビタミンAが不足すると眼球の成長に影響するなど必要な成分ではありますが、摂りすぎると奇形が発生するリスクが高まるといわれています。
普段の食事からでも多く摂取できる栄養素なので、サプリメントを飲んでいると、知らぬうちに摂りすぎてしまう場合があります。
レバー、ウナギには非常にビタミンAが多く含まれているので、連日これらを食べるのは避けたほうがいいです。
同じビタミンA(厳密には体内でビタミンAになる)でも野菜に含まれるベータカロチンは、摂りすぎても影響はないので、野菜の食べ過ぎは心配しなくてもよさそうです。(食べ過ぎは別の意味でよくないですが)
ビタミンAのサプリメントや、マルチビタミンを飲んでいる方は、含まれるビタミンAをチェックしてみましょう。「レチノール」と表記されている場合は摂りすぎに注意です。通常より飲む量を減らしましょう。「ベータカロチン」の場合は問題ありません。
葉酸はたくさん摂っても大丈夫?
「妊娠したら葉酸を摂りましょう」と国が呼びかけるほど葉酸は妊婦にとって必要な成分です。赤ちゃんの脳や神経を作るのに必要な成分として特に妊娠初期に摂ることが勧められています。
妊婦向けに葉酸を含んだサプリメントが多く売られていますが、葉酸の摂りすぎは大丈夫でしょうか?
葉酸は水溶性のビタミンです。水溶性のビタミンは過剰に摂りすぎても体外に排出されるので問題になることはほとんどありません。
しかし、たくさん飲めばいいものではなく 1mg(1000μg)以内におさえることが推奨されています。野菜からも摂取できる成分なので、サプリメントで摂りすぎないように注意してください。
その他のサプリメントは大丈夫?
一概にこのサプリメントは大丈夫ということはできません。
妊娠中は体質が大きく変化します。サプリメントで思わぬ影響を受けてしまう可能性があるので、サプリメントに頼らず生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。飲む場合もいつもより少なめの量で様子をみながら飲みましょう。