つらい便秘から抜け出したくて漢方や薬を使ってはいないでしょうか?
食事や運動の習慣を見直して改善しようと思いつつも変化を感じられず、つい漢方や薬に頼ってしまうというケースは多いと思います。ただ、数回の使用では問題がなくても、使い続けていくうちに腸の中は大変なことになっています。薬を使い続けることがどれだけ危ないことなのか知ってください。
便秘薬の働き
便秘薬にはいろいろな成分が含まれています。
- ぜん動運動を促進する成分
- 便をやわらかくする成分
- 腸の調子を整える成分
便秘は腸のぜん動運動(ウンチを送り出す動き)が悪いことが原因のひとつです。このぜん動運動を促進する成分が便秘薬のメインです。薬によって腸を刺激してぜん動運動を促進することでウンチを出すということです。
また、ウンチに水分が少なくカチカチの状態だと腸の中でスムーズに動いてくれません。それを解消するためにウンチに水分を含ませて柔らかくする成分も含まれていたりします。
その他に、腸の働きを改善するためのビタミンや、腹痛を抑えるための成分が含まれていたりします。
だんだん効果がなくなっていく?
便秘薬を飲んでウンチが出る。とてもスッキリした気持ちになると思います。しかし、またしばらくするとウンチが溜まり便秘になってしまいます。一度でも出すことを経験してしまうと2回目、3回目は抵抗が少ないですよね。
ある時、いつもと同じように便秘薬を飲んでいるのに出ないようになります。おかしいなと思いつつ、薬をもう一粒飲みます。無事にウンチが出ました。良かった良かった。
しかし、その後どんどん飲む量が増えていき、10粒も20粒も飲むなんて日が。。。
薬でさらに便秘が悪化する
便秘薬を飲み続けると、次第に効果が弱くなっていきます。便秘薬はあくまで一時的に便秘を改善するための薬であって、長期間使うことはオススメされていません。そして、便秘薬を使い続けた結果、腸は便秘薬なしではウンチが出せない状態にまでなってしまいます。一時的に便秘を解消させるために飲んだ薬で、さらに便秘が悪化してしまうのです。
便秘薬の影響で腸内細菌のバランスが崩れてしまい免疫力が低下することもあります。便秘を解消させることも大切ですが、腸にダメージを与えないようにしたいですね。
漢方=安全ではない
ここまでは便秘薬について書いてきましたが漢方はどうでしょうか? 便秘に効果がある漢方はたくさんあります。漢方と聞くと体に良い、安全というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません、あくまでイメージです。
漢方の便秘に対する働きも便秘薬とそれほど違いはありません。腸のぜん動運動を促進するものや、ウンチを柔らかくするものがメインです。となるとやはり、継続して使用することで腸本来の働きを悪くしてしまいます。
また、センナ茶も便秘に対して有名ですが、このセンナの成分が便秘薬で使われていたりするもので、便秘薬を飲むのとさほど違いはないかもしれません。
サプリメントでも問題となる成分のものもあるので安心はできません。乳酸菌などの腸内環境を整えるサプリメントと生活習慣を見直すことで便秘の解消を目指してください。
乳酸菌発酵エキスという腸内の乳酸菌を活性化させる成分が、効果が高くおすすめですよ。