木製の子供のおままごとセット(食材とか食器じゃなくて台)が欲しいなと思っていたのですが、買おうにも結構なお値段しますよね。また、手作りしようにも設計図を見ただけで気が遠くなってしまうほどです。DIYについては素人なので道具や材料を揃えるのも大変なうえに、誰にも教わらず本だけを頼りに作るなんて無理ですよね(笑)
10月のはじめ頃に池田町のおもちゃハウス こどもと木に遊びに行ったんですが、そこで見つけたこんなチラシ。
「池田の杉でつくる おままごとキッチンづくり教室」
まさに求めていたのはこれです。しかも池田の木を使うという安心感。定員が10名程度ということで、すぐに申し込みました。
その教室が先週末にあり、おままごとキッチンを作ってきました。
池田の杉でつくる おままごとキッチンづくり教室
会場は池田町の木の里工房、おもちゃハウスの隣の建物です。この日はあいにくの雨。気温も低く雪が降るんじゃないかってほどでした。池田町へは福井市の中心部から車で1時間ほどかかります。10時集合だったので仕事に行くような感じで家を出発しました。
おままごとキッチンづくりは今回が初めての開催だったのですが、この木の里工房では日頃から木工体験ができるようです。ぶんぶんコマ 300円って買うより安いんじゃないですか?
木工体験だけでなくオーダーメイドの家具の制作もやっているそうで、興味ある方はどうぞ。
⇒木の里工房
これが今回作るおままごとキッチンです。蛇口、コント、シンクなどをすべて外れてキッチンを裏返して片付けることができます。常に出しっぱなしにしておくと場所をとってしまうので、その他のおままごと用品と一緒に片付けできるのは良いですね。
こちらが設計図になります。設計図を見た途端に難しく感じてしまうのは僕だけでしょうか? メインは杉ですが、その他にも桜とブナを使っています。木の種類よって色合いが違います。
木の種類による違いは色だけでないと教わりました。杉は密度が低く柔らかいので加工するのが簡単で初心者のDIYに向いています。それに対して桜は密度が密度が高く硬いので加工するのが大変です。また、木は水に浮くものというイメージがありましたが、密度の高い桜は水に沈むそうです。家の床とかだと木による温度の違いなんかもありますね。
講師の方(中央)と木の里工房の方(左)です。講師の方は普段は隣のおもちゃハウスで働いているので見たことある方もいるかもしれません。スタッフの方が何人もいるのかな? と思っていましたが、基本的には講師の方が一人で教えていました。もう一人ぐらいいるとスムーズに進むかも。
道具の使い方とコツを教わりながら順に進めていきます。ちなみに作業時間は10時〜17時のお昼休憩の1時間を除く6時間です。
参加されている方ですが、僕みたいに父親だけの方もいれば、母親だけ、母親と祖父、祖父と祖母と色々でした。敦賀市から来られている方もいて、奥さんと子供は隣のおもちゃハウスで遊んで待っていたようです。
午前中の作業は木の切断がメインで、土台の枠を組んで終了でした。僕はノコギリでまっすぐ切るのが苦手で切り直したため、枠が少し小さくなってしまいました。
お昼は池田の美味しいご飯を
お昼休憩は1時間あります。最初は隣のこってコテいけだでカレーを食べようかと思っていたんですが(以前食べて美味しかったので)、せっかくなので違うお店に行こうと思い、木の里工房の向かいにある母屋(ままや)に行きました。
昼膳 800円。母屋はお餅屋さんでして汁物はお雑煮でした。少し早い正月気分を味わえました。カレーにせず違うお店に行って良かったなと思いました(笑)
午後は穴を開けたり釘打ちです。慎重に慎重に釘打ちしましたが3箇所失敗しました。これもいい思い出になると自分に言い聞かせました。
あとは子供が触っても大丈夫なようにひたすらヤスリがけです。当たり前ですが、もともとの木はすべて角が尖っているので全部丸めてあげる必要があります。木の粉が舞うのでマスクを持っていくとよかったなと。
無事に時間ギリギリで完成しました。この距離から見ると上手にできてるでしょう?(笑) まぁ、釘打ちのミスも作った本人でなければ気にならない程度です。
一応17時で一旦締めということで完成した人は帰りますが、完成していない人も講師の方が完成まで手伝ってくれるので大丈夫です。初めての開催でこの感じだったので、次からは効率がよくなって時間内に全員が完成するかもしれませんね。
おままごとおもちゃの優待券が貰える
参加特典としておもちゃハウスで使えるおままごとおもちゃの1割引きの優待券を貰いました。おもちゃハウスに入って左手の所で販売されている商品で使えます。僕はこの教室に参加の申し込みをした時におままごとのおもちゃを購入したんですが、今回の教室の開始時にその時の購入金額の1割を返金してもらえました。有効期間は年内いっぱいとなっています。
さっそく帰って娘に渡しました。まだ少し早いような気もしますが、これから大切に使ってくれることを期待します。
ちなみに、このおままごとキッチンは写真のように床に置いて使用するものではなく、横に倒したカラーボックスなどの棚の上に置いて使うものです。下に置く棚も手作りできるといいなぁ。
今回の教室の料金は、材料費など込みで8500円です。1日がかりの作業になりますが、子供への愛情のこもったプレゼントに良いのではないでしょうか。
次回の開催は未定なので、おもちゃハウスに行った際には聞いてみてくださいね。