色んなウェブサービスなどが登場していますが、それに合わせてパスワードを登録する機会も増えています。Facebook、Twitter、LINE、InstagramなどSNSだけでなく、Apple IDやGoogleアカウントなどスマホを利用する中でもたくさんのパスワードが必要になってきます。
それに加え数字だけなどの簡単なパスワードでは登録できないようなサイトがほとんどになりました。簡単なパスワードではすぐにパスワードが特定されてしまい乗っ取られてしまう可能性が高いからです。一昔前の携帯電話のサービスでは数字4桁のパスワードなんてものがざらでしたが、今となっては考えられないですね。アルファベットと数字を組み合わせたもの、大文字小文字が混合しているもの、記号を含めないといけないもの、8文字以上などパスワードの条件は日に日に厳しくなっています。
パスワード管理ソフトなどを使えば、とても覚えることが出来ないような複雑で強力なパスワードをサイト毎に管理できるので安心です。僕もブラウザ上ではLastPassというパスワード管理ソフトを使用しています。しかし、LastPassにログインするためのマスターパスワードや、パソコンにログインするためのパスワードは自分自身で管理するしかありません。
また、パスワードは定期的に変更することが推奨されています。うちの会社では3ヶ月に1度パスワードを変更する必要があります。英数字かつ大文字小文字を含む必要があり、さらに過去4回以内に使用したパスワードは使用することができないので、いつもパスワードの作成に悩みます。
複雑で安全なパスワードを作りたいけど覚えるのが難しい。そんなジレンマを解決するパスワードの作り方があります。
指を上下左右にシフトするだけ
それはキーボードを打つ時に指をシフトするという方法です。スマホしか使わない人にとってはピンとこないかもしれませんがパソコンを使う方であれば基本的にホームポジションに指を置いていると思います。ホームポジションとはASDFに左手の小指〜人差し指を、JKL;に右手の人差し指〜小指を置くことです。このホームポジションから指を上下左右のいずれかにズラした状態で文字を打ちます。
例えば、上にズラした場合に左手はQWER、右手はUIOPに置くことになります。その状態で好きな英単語などをホームポジションに指が置いてある時と同様に打ちます。baseballという英単語であればgqw3gqooになります。どうでしょう? なんか難しそうなパスワードになりましたね。それに加えて先頭や末尾の文字を大文字にするなどすれば、より強力なパスワードを作ることができます。
上下左右といいましたが、左と下にズラしてしまうと打てない文字が出てきてしまうので、実質的には上と右になりますが、片手だけズラすという方法や斜め方向にズラすという方法も考えられます。キーボードによってはキーの大きさが違っていたりするので、自分が打ちやすい部分を見つけてもらえればと思います。
この方法の欠点はタイピングに慣れていないと難しいことと、スマホでは指の位置がイメージしづらく打つのが難しいことです。それでもパスワードを作るヒントにしてもらえると幸いです。