都会から福井に来て驚くことの一つに車のマナーがあります。
一般的に優先されるは歩行者であり、車が歩行者に対して気をつかうのが常識かと思います。
しかし、福井(に限らず車社会の田舎?)では、歩行者が車に対して気をつかうのが普通です。別にそういった教育が行われているわけではなく、自然と育っていく中でそういう意識になってしまいました。
横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいる場合、車は横断歩道の手前で停止して歩行者が渡り切るのを待つ必要がある。
これを実践していますって人をFacebookなどで見かけたりすることはあったのですが、実際に実践している人を見かけることはほとんどありません。自分が歩行者として横断歩道を渡る時も車は停まらない前提です。逆に車が停まって「どうぞ」って言われても慣れなさすぎて「先に行って」と車に対して思ってしまいます。
だけど、これ守らないと違反になってしまい、点数と反則金を払う必要があるんですって。
横断歩道 4つのルール
これ免許更新の際にもらったパンフレットの一部なんですが、この横断歩道について書いてありました。
4項目あって、どれも違反点数は2点、反則金は普通車で9000円です。
知らずに違反するのは馬鹿らしいので、きちんと知った上で運転していこうと思います。
横断歩道等に接近する場合
横断歩道等の直前で停止できるような速度で進行しなければいけません。
(横断しようとする歩行者が明らかにいない場合は除く)
「横断しようとする歩行者が明らかにいない」ってのをどう判断するかですけど、幹線道路や農道といった歩行者が少ない道路以外は横断歩道があるたびに注意したほうが良さそうです。信号とセットの横断歩道は徐行しなくても大丈夫ですよね?
横断歩行者等がいる場合の一時停止
横断歩道等の直前で停止し、歩行者の横断を妨げてはいけません。
冒頭のやつがこれですね。これからは歩行者がいたら停まります。
歩行者的にこれで怖いのが、この次の項目ですね。せっかく車が停まってくれたのに、その後ろの車が追い越していくパターン。
側方通過前の一時停止
横断歩道等の直前で、停車車両等の側方を通過する時は、一時停止しなければなりません。
横断歩道の手前で停止している車を追い越した車が歩行者をはねたって事故も聞きます。これが怖くて歩行者としては車が停まってくれても安心して横断歩道を渡ることができません。何年後かにこのルールが浸透しきれば安心できるかなぁ。(絶対に浸透しなさそう)
横断歩道等の手前での追抜き・追越し禁止
横断歩道等の手前30メートル以内では、前車の側方を通過して、その前方に出てはいけません。
わかります。歩行者がいるかもしれないですからね。
安全のための交通ルール
交通ルールを守るのは反則金を払いたくないからではなく、事故の加害者にならないためです。
一瞬の判断の誤りで一生後悔することなるかもしれません。
免許更新で講習を受けた直後はいいですが、だんだん意識は薄れていきます。なにか定期的に意識を戻す施策があるといいですね。免許更新なんて3年や5年に一度のことなので。
それと、交通ルールの変更についても、もう少し免許更新の際に説明して欲しいものです。冊子を見返すと色々と知らないことが書かれているので。