来週から沖縄に旅行するのですが、スーツケースのキャスター(タイヤ)のひとつが変にすり減っていて、うまく転がすことができないので修理することにしました。
買ったお店に持って行って直すのが一番簡単かと思いましたが、もう10年以上も前の商品だし、妻が買ったものでよくわからないのでやめました。キャスターの修理をしているお店を探そうにも、パッと見で修理の金額が高いのでやめました。元値が3万円ぐらいのスーツケースを1万円ぐらいで買ったそうで、それの修理で5千円以上もかけるのは微妙です。おまけに修理するのに時間がかかりそうで、旅行までに間に合わない可能性もありました。
ですので、ネットで見かけた自分で修理する方法を選びました。最初はすごく難しいことのように思えてましたが、よくよく説明を読んでみれば、やること自体は簡単でした。
大変だったのは、道具を揃えることと、実作業でした。
ホームセンターで売ってない
必要な道具はこれだけです。
- キャスターの車輪のみ
- 半ねじ
- ナット
- ワッシャー
- 金属のこぎり
車輪以外はどこのホームセンターでも購入することができると思います。
問題は車輪です。車輪のみってのが売ってないんです。ホームセンターをいくつもハシゴしましたが、どこも売っていませんでした。自分のスーツケースに合ったサイズがあるかどうか以前に売ってないのでは話になりません。
ということで車輪はネットで注文しました。スーツケースのキャスターのサイズを測ったところ、45mm x 23mm だったのですが、このサイズの車輪は売られていなくて、40mm x 20mm のものを注文しました。結果的にはこのサイズで問題ありませんでした。
ついでというこで、半ねじ・ナット・ワッシャーも同じネットショップで注文しました。最初はモノタロウって工具通販で有名なところで購入しようと思ったんですが、ナットとかワッシャーが1個単位で売ってなくてやめました。
金属のこぎりはホームセンターで買いました。買ったのは金属のこぎりの替刃だけで、替刃を濡れ雑巾で掴んで使いました。
材料費は1,835円でした。そのうち送料が540円なので、ホームセンターで見つけることができれば、かなり安上がりになるでしょう。ちなみに車輪などは4個ずつ購入したので、1個ならかなり安いですよ。
キャスターひとつ交換するのに2時間半
なぜか、このキャスターだけ斜めにすり減っています。どうしてこうなったのでしょうか。。。
まず、キャスターを通している金属を切断します。作業時間の9割はこれです。キャスターの横に金属のこぎりを当てて、ひたすらギコギコやっていきます。時間がかかるので根気強くやりましょうと書いてあり、いずれ切れることはわかっているのですが、なかなか切れません。
参考にしたサイトでは20分ほどで切れましたとありましたが、僕は2時間かかりました!
ちょっと中の金属棒が太かったのかもしれないし、途中で眠気に負けて寝てたのもありますけど(笑)
切れたらペンチなどを使って金属棒とキャスターを取り外します。切れてもポロッで取れるわけではないので、「こんだけ頑張って切ったのに取れなかったらどうしよう」と心配になりましたが大丈夫でした。
切れた金属棒はこんな感じ。削りくずが落ちるので新聞紙はひいておいたほうがいいですよ。
あとは、金属棒を取り外した穴に半ねじを入れて、車輪を通し、ナットで留めれば完成です。車輪の幅が思ってたより小さくで横に動きそうでしたが、途中にナットとワッシャーを挟むことで上手く固定できました。ワッシャーの使い方が正しいかわからないんだけど、上手くいったので良しとします。
交換した車輪が少し小さいので反対側も交換しないとバランス悪いかなって心配していましたが大丈夫でした。めちゃくちゃ時間かかたので、もう1個交換するとか嫌だ。
これで、まだまだ使い続けることができますね。他の車輪も壊れたら交換します。
ちょっと見た目はダサいですけど、新品に買い換えることや、高い修理代を払うより良かったと思っています。DIYは大変だけど、達成感があって、それもまた良いですね。
このハンマーキャスターの車輪の40mmと38mmであれば、以下のM6の半ネジ・ナット・ワッシャーで丁度いいですが、他の車輪のサイズを使う場合は車輪の穴の大きさに合わせて、半ネジなどのサイズを選んでください。