沖縄といえば海、ということで4月ですけど30度近くの気温になっていたので、海遊びを楽しんできました。
その日はガンガラーの谷を観光したあと国際通りに移動する予定でしたが、せっかく良い天気だったので近くの海岸に行くことにしました。ナビで調べたところ新原ビーチがあったので、すぐに移動しました。
それほど大きなビーチではないようで駐車場が無かったので、近くの住民がやっている500円の駐車場に停めました。足だけパチャパチャするぐらいでいいかと思い子供に水着は着せずにマリンシューズに履き替えるだけにしました。
砂浜に出てみるとサンゴがいっぱい。水もとてもキレイで娘は大はしゃぎでした。途中で青い何かが落ちていて妻が「これなにかな? クラゲ?」と言ってましたが、よくわからなかったのでスルーしていました。海の中に入っているのは漁師さんみたいな人たちだけで、同じように足だけつけている観光客がわずかにいたぐらいでした。まだ本格的な海水浴シーズンではないからですね。
初めての海に大興奮の娘。僕らも一緒に砂遊びを楽しんでました。
ところが、このあと衝撃的なことがあり、あとからこの笑顔の娘の写真を見るとゾッとしてしまいます。。。
カツオノエボシ、またの名を電気クラゲ
30分ほど遊んだところで、地元の漁師さんみたいな人が近くに寄ってきて、カツオノエボシがいて危ないから海に入ってはいけないと教えてくれました。
最初はよくわかってなかったのですが、ほんの数メートル横にいる青い何かを指差して「これがカツオノエボシや」って。
写真のやつは青い部分が萎んでいますが、これを膨らませて風で移動する生物らしいです。触手があって、それに刺されると猛毒で大変なことになるらしいです。電気が走ったように痛むので電気クラゲとも呼ばれるそうですが、ヒドロ虫というクラゲとは別の生き物です。
刺されてしまった場合、これといった薬がないため、痛みがひくのを待つしかないそうです。その漁師さんは「酢などの強い酸をかけないといけない」と言っていましたが、調べたところ逆効果らしいです。。。海水で洗い流し、タオルなど直接触らないように気をつけて触手を除去し、氷などで冷やし病院へ。
そのあと、周りを見渡してみると、そこらじゅうにカツオノエボシが。。。
妻が最初に見つけた青いのは乾燥したカツオノエボシだったのです。砂浜に打ち上げられたものでも、物理的な刺激で刺されることがあるそうで、妻も危なかったみたいです。そしてなにより海に入っていた娘が無事だったのが奇跡としか。あの笑顔で遊んでいる写真のそばには危険生物がたくさんいたわけです。。。
その日は南風が強かったのですが、そんな日は台湾の方からこのカツオノエボシが流れてくるため海に入ってはいけないそうです。もちろん観光客の僕はそんなこと知りませんでした。僕が住んでいる福井県は日本海に面していてクラゲはいますが、このカツオノエボシというのは聞いたことがありませんでした。調べてみたところ、季節によりますが日本全域で現れるようです。発生する季節をきちんとチェックしておかないといけないですね。
もちろん注意するべき危険生物はカツオノエボシ以外にもたくさんいます。楽しい思い出が悪夢にならぬよう事前に調べてから遊びましょうね。見たことないものは触らない。看板なんかもチェックしましょう。
というか、駐車場のおんちゃん、地元の人なら教えてくれてもいいじゃん。。。
ちなみに、そのあと行った小浜島ではカツオノエボシはまだ発生していないとのことだったので、海水浴を楽しみました。