2015年の終わり頃、ちょうど僕がSPGアメックスを作った頃にスターウッドとマリオットの合併の話が出ていました。合併してしまうとSPGアメックスは無くなってしまいそうだけど、とりあえず今すぐの話ではないだろうと考えました。そして、2016年4月に合併が決まりました。
スターウッドではSPG(Starwood Prefered Guest)、マリオットにはMARRIOTT REWARDS(マリオットリワード)という会員プログラムがあります。これらのプログラムは2018年を目処に統合するそうです。予想通りすぐに会員プログラムが変わることがなくて一安心でした。
2018年のプログラム統合まで何もないかなーと思っていたら、嬉しいメールが届きました。
なんと、スターウッドのSPG、マリオットのMARRIOTT REWARDS、そしてザ・リッツ・カールトンのTHE RITZ CARLTON REWARDSの相互利用特典が提供とのことです。
この相互利用特典のおかげで、僕は何もせずにマリオットとザ・リッツ・カールトンのゴールドエリートの資格を手にすることができました。どちらも50回の宿泊が必要な資格なので、これはかなりお得です。
ステータスマッチとポイント交換
相互利用特典はステータスマッチとポイント交換の2つです。
ステータスマッチは、僕が何もせずにマリオットとザ・リッツ・カールトンのゴールドの資格を手にすることができたやつです。これはSPG、MARRIOTT REWARDS、THE RITZ CARLTON REWARDSの中で自分が持っている一番高い資格と同等の資格を他のプログラムでも獲得できる特典です。
僕はSPGのゴールドだったので、他のプログラムもゴールドになりました。SPGでプラチナであれば他のプログラムもプラチナになります。反対にMARIOTT REWARDSでゴールドだった人は、SPGもゴールドになります。
また、SPGで貯めたポイント(スターポイント)と、MARRIOTTO REWARDSのポイントを交換することが可能になりました。つまり、SPGで貯めたポイントをマリオットやザ・リッツ・カールトンのホテルの宿泊に利用することが出来るようになったんです。これ最高。
ポイント交換のレートは1:3(SPG:MARRIOTT REWARDS)で、手数料などは必要ありません。
ちなみに、途中から急にザ・リッツ・カールトンが出てきましたけど、ザ・リッツ・カールトンはマリオットの傘下のホテルグループです。MARRIOTT REWARDSとTHE RITZ CARLTON REWARDSは名前は違いますが、基本的にどちらかひとつに属する会員プログラムとなっています。どちらもマリオット、ザ・リッツ・カールトンのホテルに宿泊してポイントを貯めたり、エリート資格を取得することができます。
僕は、MARIOTT REWARDSの方に登録しました。登録を済ませ、アカウントをリンクすれば完了です。アカウントのリンクは、SPG、MARIOTT REWARDSのどちらからでも可能です。
SPGアメックスの特典・サービスは変更なしだけど?
SPGアメックス、僕がメインで利用しているクレジットカードです。
今回の相互利用特典の提供のメールには、「このカードでご利用いただける特典・サービスに変更はございません」とありました。
特典・サービスに変更がないのは事実ですが、このSPGアメックスを持っているだけでSPGのゴールド資格を得ることができるわけで、MARRIOTT REWARDSとTHE RITZ CARLTON REWARDSのゴールド資格も得られるように変更されたといってもいいんじゃないでしょうか。
その他の特典としては、クレジットカードの利用でSPGのポイントが貯まる、1年ごとに無料宿泊特典が貰える、SPGのホテルのレストラン・バーが15%オフになる。あとはアメックスの海外旅行に便利ってことなどがあります。
無料宿泊特典が使えるのはSPGのホテルだけですが、SPGのポイントに関しては、ポイントを交換してマリオットとザ・リッツ・カールトンのホテルに宿泊できるようになったので変更された点といえると思います。
いずれの会員プログラムもゴールドになると、部屋のアップグレードやレイトチェックアウトなどの特典があるので、とてもホテルでの滞在が快適になります。
ゴールド資格になるには、SPGだと年間25泊、MARRIOTT REWARDSとTHE RITZ CARLTON REWARDSだと年間50泊ということで、かなりハードルは高いと思います。それに対してSPGアメックスなら年間費3万円ほどでゴールド資格です。しかも無料宿泊券が毎年更新するたびに貰えるので、ほぼ年会費は無料といってもいいでしょう。
2018年のプログラム統合によってSPGアメックスがどうなるかはわかりませんが、そのプログラム統合まで徹底的にSPGアメックスを利用して高級ホテルを堪能したいと思います。