バナナの産地といえばフィリピンやエクアドルなど赤道に近い国が思い浮かびますが、日本でもごくわずかですがバナナが栽培されています。
その中に沖縄で栽培されている島バナナという品種があります。沖縄旅行の際に沖縄の島バナナを食べようと思っていたのですが、残念ながら手に入れることができず食べられませんでした。
小浜島の集落を観光した際に、バナナの木が庭にある家庭をいくつか見かけましたが、昨シーズン(2015年)の台風によって全滅してしまったと話を聞きました。そうなんです、島バナナは台風によって全滅してしまうリスクの高い農産物なんです。なので栽培する人も減っているそうで。
希少価値が高い島バナナは高値で取引され、沖縄以外にはほとんど流通しないそうです。
沖縄旅行から半年ほど経った頃に、旅行のお土産を購入したパイナップル王国からダイレクトメールが届きました。そこで紹介されていたのが、その島バナナです。
即注文しました。一房が送料込みで2650円。高いですよね(笑)
普通のバナナとは違うフルーツ
こんな緑色の状態で届きました。紐が付いているので吊るして食べ頃になるまで待ちます。追熟というそう。
説明書き。
緑色の状態で食べると、とても固くて美味しくありませんし、お腹に悪い場合もあるそうです。
早く食べたいけど我慢です。
毎日、島バナナを観察するのはとても楽しいです。子供と一緒に楽しみました。
これは届いてから6日後。この前日までは緑色だったのに急に黄色くなり始めました。
翌日には、全体が完全に黄色になりました。
説明書きにありますが、この状態でもまだ食べるには早いです。黒や茶色の部分が出てきて、皮が薄い状態になったら食べ頃です。
ちなみに、この状態で食べてみましたが、十分に美味しかったです。
手に持った写真を見てもらうとわかりますが、島バナナは通常のバナナの半分ぐらいの大きさです。たしかに皮が薄い。
普通にバナナに比べて酸味があってフルーティーです。なにこれ、美味しい!!
普通のバナナより、もっちりしているらしいのですが、その違いはあまりわかりませんでした。
黒や茶色の部分が出てくると、皮がはち切れたり、房との付け根で折れたりするものが出てて、小バエが集まってきました。
全部が一気に食べ頃になるので食べるのが大変。本数が多いので黄色くなった頃から少しずつ食べてもよかったかもしれません。
送料を1000円として、1本あたり100円。普通のバナナに比べれば高額ですが、バナナとは違うフルーツと思って買ってみるといいかもしれません。